どうやらスペイシー100のバッテリーが弱っているようで、セルが回らないのとホーンの音が小さいです。さらにバッテリーが弱って劣化が進むと、ウインカーの点滅が極端に遅くなり更に電圧が低下するとウインカーが点灯しなくなります。

この症状は一度経験しました。その時のバッテリーは完全に終わっていて、充電を受付けず廃棄になりました。今回はウインカーの点滅が遅いものの点灯はするので、そこまでは劣化していないと信じ充電してみます。
スペイシー100のバッテリー充電【BAL No.1734使用】01
充電に使用したのは大橋産業の「BAL No.1734」です。充電器マニアの間では色々な意味で有名ですよね。ネットで検索すると、この機器のくせ者ぶりが多くのサイトで紹介されています。まぁ普通に充電するには問題なく使用できます。興味のある方は調べてみてください。

では、さっそくバッテリー端子に繋いで充電開始です。
スペイシー100のバッテリー充電【BAL No.1734使用】02
この充電器は、バッテリーを車体に搭載したままでも充電可能な事が魅力ですね。
そして「BAL No.1734」で充電するときの注意点は、CHARGEランプがFULLランプに変わっても完全な満充電ではないことです。

実際にテスターを入れ電流を測ると、
・CHARGEランプ点灯時⇒0.8A(バイクモード時)
・FULLランプが点灯後⇒0.1A(バイクモード時)
とFULLランプが点灯後も充電されています。

この後も取説通り8時間ほど接続したまま充電し、電流計測すると0.1Aから0Aになりました。おそらくこの時点が、本当の満充電なのではないでしょうか。推測すると「BAL No.1734」はバッテリーの電圧検出のみで、充電状態を感知していると思われます。

以上の結果から、完全に充電するにはFULLランプ点灯後も、今後は取説記載の充電時間目安まで充電する事にしました。

そして充電完了後のスペイシー100は、セルも回りホーン音も良好になりました。そして、バッテリーボックス開けたついでにバイク側の充電電圧を測ってみました。スペイシー100は低めのアイドリングに設定しているせいか、アイドリング状態での電圧が低めでした。

このアイドリング回転数ではバッテリーには充電できていなかったと思います。しかし回転数げると燃費が悪くなるのでアイドリングの設定は変えずに、電気を大量に消費するセル始動を極力使わず、キック始動を心がけたいと思います。