塔ノ岳は昔、尊仏山と呼ばれていて山頂の直下には「尊仏岩」という大岩があり雨乞いのご神体として地域の人々に親しまれていたのです。その尊仏岩は1923年9月1日の関東大震災で崩落して今はなく、その跡に石仏と石碑が安置されているというのです。
何度も登っていた塔ノ岳でしたがこの様なお話があったなんて知りませんでした。
これはぜひ次回の丹沢山行の時に行かなくてはと思いつつ、今回の山行記録になりました。

どんぐりハウス向いの標識
今回も塔ノ岳定例スタート地点「大倉どんぐりハウス向いの標識」にタッチ。

丹沢花立
花立山荘先の拓けたザレ。大倉尾根で一番好きな風景ここまで来ると急登もなく山頂直下の登りまで体力が温存できます。

塔ノ岳山頂
塔ノ岳山頂に到着。だんだん霧が出て来たので急いで尊仏岩の跡地を探しに向かいます。

尊仏岩の取り付き
そして塔ノ岳山頂から丹沢山方面へ向かう尊仏山荘の裏手にある登山道へ少し下った所で、左側の低い笹の群生地の中に数本の踏み跡(写真で左上へ伸びる薄い踏み跡)があり、どれも「竜ヶ馬場沢」方向へ伸びる尾根に付いています。この踏み跡をたどって下ると次第に踏み跡は獣道のように薄れ消えてしまいました。

尊仏岩さがし目印01
なんだかんだ迷っていると、事前に調べていた目印の大岩らしきものを発見。

尊仏岩さがし目印02
目印の岩の反対側にまわってみると薄く踏み跡が見つかり、この辺である事を確証し辺りを見回すとこの尾根を下った先に石仏らしき姿を見つけました。

尊仏岩跡の石仏
やっと見つけました「尊仏岩」の跡にたたずむ石仏。

尊仏岩跡地の石仏群
近くに向かうと2体の石仏と1本の石碑があり石仏2体は頭部が有りませんでした。推察するに明治期の廃仏毀釈により破壊されたのでしょう。お顔は分かりませんがきっと手の印相(組み方)から阿弥陀定印を組んでいるので阿弥陀如来だと思います。

尊仏岩の石碑
こちらは石碑の拡大写真。「尊佛」の文字とその上に梵字の「アーンク」大日如来を表す文字が彫られていました。
今日の一番の目的を達成し元の登山道に戻るため引き返します。

尊仏岩の尾根
この様な尾根を降りてきました。ここを登り登山道に合流しまだ足の疲労感も少ないので丹沢山から蛭ヶ岳へ向かう事に。

丹沢山の標識
丹沢山を通過。道標に屋根が付いたんですね。



丹沢 鬼ヶ岩
鬼ヶ岩を通過。天気がいい時はココからの富士山が最高。

丹沢 残雪
途中の北斜面には残雪があり。

霧の蛭ヶ岳
蛭ヶ岳に到着。この時には17時を過ぎていたので急いで引き返します。

暗闇の丹沢クリステル
やっと帰って来た大倉登山口。丹沢クリステルは夜見ると怖い。